January 23, 2021
Uber Existenceで初詣
花形槙
2020年の大晦日、ロックダウン下にあるオランダ・ライデンに住む留学生・塩崎は、COVID-19の影響で、年末の帰国を断念せざるを得なかった。そんな中、現在東京で利用可能となっていた存在代行サービス、“Uber Existence”を利用して、彼は日本の神社で年越し・初詣をすることにした。
Uber Existence(https://www.uberexistence.com/)とは、存在代行者(アクター)の体を利用して、“そこにいること”を代行してもらうサービスだ。利用者は、アクターに装着されたカメラとマイクを通じて現地を認識し、アクターの装着するイヤフォンに指示を出し身体を操作する。また、アクターの口元に装着されたスピーカを通じて現地の人と会話することができる。
そして、彼からの依頼を受けたアクター・シンは、明治神宮などが年越しの開門を自粛する中、コロナ感染者数の最多更新のニュースを尻目に、主要な寺社で数少ない終夜開門をしていた神田明神へと向かう。